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RFID-NFC-NTAG215/126 タグを利用してSnapmaker以外のフィラメントをSnapmaker U1 で自動認識させよう。

この記事は約13分で読めます。

こんにちは! ゴンタです。
Snapmakerの3Dプリンタを6台所有し、今回はKickstarterで初回ロット:購入者順で100番以内で最速入手できたにもかかわらず、成型したのは3つだけという変な人です。

まぁ、購入してからものすごく忙しくて放置してたんですね(-_-;)

今回の記事の内容ですが、Snapmaker U1 にはSnapmaker純正のフィラメントスプールに張り付けられているRFIDタグについて書いてみたいと思います。

Snapmaker純正フィラメントのRFIDってなによ?

まぁSnapmakerと言わず、Bambuでもどこでもそうですが、3Dプリンタを販売しているメーカーは、利益が確保できる自社販売の各種フィラメントを販売しています。 言い換えればカラーインクジェットプリンタの自社品交換インク(すげー高い)を購入してもらって利益を上げるインク商法と同じ考えです。

SnapmakerもU1ではじめてRFIDが付いたフィラメントを販売開始しました。
このRFIDタグが、何なのかわからない人もいないとは思いますが書いておくと、Snapmaker U1にSnapmaker純正フィラメントを本体左右4か所に取り付けて、フィラメントロードすると自動的にフィラメント色と素材(PLAとかPETG)、温度の上限下限値をRFIDタグから読み取って、マシンに手動で入力しなくても勝手に設定してくれる面倒臭い作業をやってのけるものです。

Snapmaker U1の側面にはRFIDタグを読み取るための読み取りコイルが内蔵されており、タグが付いてれば、タグに記録された情報を読み取るっているということです。

RFIDタグってなんやねん?

このRFIDタグってなんやねん?って人も多いと思います。 このRFIDタグはスマホの機能としてNFC機能があると思います。 いわゆるEdyとかSuicaカードなどをスマホで読み込むことで残高確認できたりできるものと同じようなものです。

実際にはRFIDRadio Frequency Identification) 電波を使ってモノを自動識別する技術で、タグの中にICチップとアンテナが内蔵されていて、電波で読み取るものです。
身近なものでは、ショッピングモールの出入り口にセンサーがあって、セッセコ盗んでお店から出ようとしたら、ピーコンピーコンけたたましい音をだして万引き犯を捕まえるアレです。

それを利用してフィラメントのスプールホルダ側面に張り付けて、その中の情報を利用してSnapmaker純正フィラメントかどうか確認し、純正フィラメントならデータを読むという処理をしてるんですね。

このRFIDは通称NFCタグともいわれており、国際規格でNFCで構成されたタグを利用しています。
NFCは ほとんどのスマホに対応してますから、このタグを読み込む・書き込むソフトウェアがあれば何度でもタグを書き換えできるものです。

何度も書き換えができるので非常に便利なものです。

Snapmaker純正 RFIDタグをコピればええやん?

何度も書き換えできるんやったら、Snapmaker純正フィラメントのRFIDタグをコピればええやん?っていう不届き者も出てくるかと思いますが、NFCにはロックが欠けれるんですね。
詳しいキーロックの話はほっといて、コピーしようとすると「このNFCタグは情報詳細を取得できません」とか「コピーできません」となると思ってください。

コピーできちゃうと、Snapmakerからすると純正フィラメント売れなくなっちゃいますよね。

そういうわけでコピーできない(まぁ、とあるリーダーを使うとできちゃいますが)ことを利用してSnapmaker U1 に簡単にフィラメント情報を反映させたければ、純正フィラメントを買うことになるわけです。

もっというと、このインク商法みたいな販売が各社で行われているため、独自規格が乱立し3Dプリンタ所有者からすると、メーカーごとにNFCが独自規格なので、すっごい不便なわけです。

こんなん、購入者からしたら汎用性のあるOpenなNFCタグにしてくれたほうが恩恵がありますよね。

Snapmaker純正フィラメントのRFIDタグを外せばいい?

まぁSnapmaker純正フィラメントを購入し、使い終わればスプールに張り付いている丸いタグを原型とどめた形ではがして、同じ種類・同じ色の他社製フィラメントのスプール側面に張り付ければSnapmaker U1 で認識できます。

ようはタグさえあればいいわけです。

私は過去にSnapmaker純正フィラメントでエライ目にあった経緯があって(超有名な糞フィラメントでまともに成型できない)あんまり信用してないんで購入してません。
Snapmakerの名誉のために書きますが、現在Snapmakerで直販している純正フィラメントは問題ないことがフォーラムやとあるサイトで書かれてますので大丈夫でしょう。

しかし、ひっぺりはがすのはとても面倒です。

汎用的なRFIDタグはないのかい?

実は、この3Dプリンタ版インク商法がフィラメント購入者にとって、鬱陶しい規格でオープンで開かれた汎用RFIDタグ規格にすれば、みんな幸せになれるよね!っていう考えの方が多く存在し、オープン規格でスマホまたはUSB-NFCリーダーを使用して、RFIDタグを作るツールを公開されてます。

これを利用すれば、RFIDタグを入手してスマホやリーダーライターを使って書き換えて、そこらで買ってきたフィラメントスプールに張り付ければいいわけです。

しかし、それで作っても3Dプリンタの本体自体が認識できないので、世間に広がってないんですよね・・。

だったらSnapmaker U1 で汎用RFIDを読めるようにすればええやん?

まぁいうのは簡単なんですが、3Dプリンタの組み込みICにはプログラムでSnapmaker純正RFIDコードと復号キーが書き込まれてるわけですから、ファームウェアプログラムを利用して使えるようにする必要があります。

メーカーからすると、インク商法で純正フィラメントが売れなくなるのは困るので、汎用RFIDなんか気前よく使用できますよ!って解放しないので、何らかの方法で対処するしかないんですね。

Snapmaker U1 にはカスタムファームウェアが存在するねん。

Snapmaker U1 の所有ユーザーにはシステム系(特に組み込み系)に強いユーザーも存在しています。 このユーザーがSnapmakerのフォーラムでSnapmakerに対し、カスタムファームウェアをオリジナルを利用して公開してよいか?と確認したんですよ。

そしたらSnapmakerはオープン化を進めると約束してましたし、カスタムファームウェアを利用してぶっ壊れてもメーカーは知らんぜよ。ってルールで許可したわけです。(これには制限事項があるのでハイパーカスタムにはならないとおもう。 AnyCubeの3Dプリンタみたいにファームウェアを書き換えてオリジナルじゃない、操作系まで完全に変えちゃったものみたいなのはでないかも)

このカスタムファームウェアには複数の機能改善と「OpenRFIDタグ」を読み取ってU1に反映させるコードが追加されています。

Snapmaker U1 用カスタムファームウェアをダウンロードする。

Snapmaker U1 ユーザーの有志が作成してくれたカスタムファームウェアにはさまざまな機能を改善しており、Snapmaker純正のファームウェアを手動で更新する方法と同じやり方で、下記のカスタムファームウェアをダウンロードしてUSBメモリに保存し、Snapmaker U1 のタッチパネルから更新するだけです。

この行為はSnapmaker U1 を文鎮(ファームウェアの破壊・Snapmaker U1 のコントロールボードの内部破壊)になる可能性があり、Snapmakerの補償対象がとなります。 当然のことながらダウンロードおよびファームウェアのアップデートで発生したすべての行為に対し、カスタムファームウェア作成者・公開にかかわったすべての人には何の保証および瑕疵などを負うことはありません。

このカスタムファームウェアはSnapmaker U1 の最新ファームウェアをベースに下記の内容が改善されています。
2026年2月1日 v1.0.0-paxx12-11

Firmware Variants
Basic Firmware
Stock firmware with SSH access and minimal debugging features:

SSH Access – Remote shell access with root/snapmaker and lava/snapmaker
Firmware Configuration – Web-based system administration and firmware upgrades
Data Persistence – Persistent storage configuration across firmware updates
USB Ethernet Adapters – Hot-plug support with automatic DHCP configuration
Fluidd web interface with basic camera support
Extended Firmware
Heavily expanded firmware with extensive features and customization. Includes all basic features plus:

Firmware Configuration – Customize firmware behavior via web interface or config file
Camera Support – Hardware-accelerated camera stack with WebRTC streaming for internal and USB cameras
Klipper and Moonraker Custom Includes – Add custom configuration files via Fluidd/Mainsail
RFID Filament Tag Support – NTAG213/215/216 support for OpenSpool format
Remote Screen – View and control printer screen remotely via web browser
Monitoring – Integration with Prometheus, Home Assistant, DataDog, and other monitoring systems
VPN Remote Access – Secure remote access via Tailscale (Experimental)
Fluidd or Mainsail (selectable) with timelapse support
Moonraker Adaptive Mesh Support – Object processing for adaptive mesh features
Moonraker Apprise Notifications – Send print notifications to Discord, Telegram, Slack, and 90+ services
Timelapse Recovery Tool – Recover unplayable timelapse videos
https://snapmakeru1-extended-firmware.pages.dev/を引用

OpenSpoolをダウンロードして使う。

汎用RFIDはOpenSpoolというものです。
AndroidとiPhoneのアプリとして無料でダウンロードすることでNFIDチップに書き込めます。

OpenSpool Images

AndroidとiPhoneの公式ダウンロードで公開されているOpenSpoolを利用すると左のような画像が奉持されます。

スマホのNFC機能を有効にすることで、汎用RFIDタグに読み込み・書き込みができるようになります。

設定できる項目は下記のものがあります。

Color(色)
 色はあらかじめ用意された色を選択するだけです。

Type(種類)
 PLAやPET-G、ABSなど汎用的なものがすでにあります。
 選択するだけ。

MinTemp(下限温度)・MaxTemp

 フィラメントの使用温度範囲を設定でこれも選択するだけ。

Read Tag・WriteTag
 このボタンでRFIDに書き込み・読み込みができるようになります。

この読み込みですが、3Dプリンタメーカーの純正フィラメントのタグを読み込むことはできません。
また、チップに書き込みが正常に行われても、読み込みできない場合があるので、書き込んだら読み込みを何度か繰り返し、問題なく読めることを確認してからスプールに張り付けてください。

フィラメントのスプールにタグを貼り付けは?

SnapmakeU1以外の3Dプリンタなんかまったく興味がないので知らん。
SnapmakerU1の場合はコイルの読み込みで、読み込み最適位置が実は存在しますので、スプールのどこでも這っていいわけではないです。 張る位置によってNFIDタグが読み込めないことが多々あります。

読み込めない理由は、Snapmaker U1 の側面に多重コイルがありアンテナ化していますが、そのコイルの内側でNFCタグがないと読み込めません。 また、コイルの真上またはスプールの中心部では周波数がブレるので読み込み辛くなります。

適切な場所としてフィラメントスプールの中心から6cmから8cmの位置に張り付けると、読み込みエラーがなく安定します。

RFIDタグはどこから入手するねん?

このRFIDタグは何でもよいわけではありません。
世の中に売られているバニラNFCタグには規格がいくつか存在しており、書き込み出来るバイト数が違うため、OpenSpoolで対応しており、Snapmaker U1 のカスタムファームウェアで読み込めるタイプのものを選択する必要があります。

購入する場合、実際に動作確認できているNTAG215のチップが乗ったNFCタグを購入することです。
このNFCタグは丸型やテープタイプ、カードなどがありますが、おすすめはプラスチックで保護された丸形を選ぶとよいでしょう。

理由は、NFC-NTAG215などは何度も読み書きできるので、スプールに簡易的に張り付けて使い終わったら剥がして新しい情報を書き込んで別のフィラメントに張り付けて使用すれば、毎回NFCタグを購入する必要はありません。

実際に私がAmazonで30枚 699円で購入して動作するものは下記のものになります。
※画像をクリックすることで、Amazonの販売ページに移動できますよ!
 画像が表示されてない場合は下記のリンクをどうぞ。

Amazonで販売しているNFC-NTAG215の丸形チップを30枚で700円以内で購入して使用していますが、何ら問題なく使えており、繰り返し読み書きもエラー無く使えています。

AliExpressでも同じものが売られているのですが、ほとんど値段が変わらないのでPrime翌日配達のAmazonで購入するほうが、届くのが早くて最悪返品できるので100円くらい安いだけのAliExpressで買うのは、今回はあまり意味がなさそうです。

カスタムファームウェアとOpenSpoolで無名フィラメントつかえるやん。

というわけで、カスタムファームウェアとOpenSpoolをうまく組み合わせれば、AmazonやAliExpressで販売されている無名激安フィラメントを使えるのでかなり便利になります。

今のところSnapmaker U1でこれが利用できるので冒険したい人は試してみてください。(おいらには責任はないんで、自己責任でよろしく。)

あと最後に、Snapmaker以外のメーカー品またはNFCタグ付きのスプールの場合は剥がしてからOpenSpoolタグを張り付けてください。読み込める場合もありますが、高確率で認識しないことがあります。

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