Snapmaker2.0 A250用のCNC加工ダスト対策をしてみた。
こんにちは、ゴン太です。
ここ最近、色々忙しくてSnapmakerに向き合う時間があまりありませんでしたが、以前CNC加工を行った際にエンクロージャーの中が加工切粉だらけで掃除するのが大変でしたので、CNCダスト対策としてカバーを作成してみました。
この記事の後半にはダストカバーのSTLデータを公開していますので、気になる人はダウンロードしてみてください。
CNC加工はとにかく切粉処理が大変(T_T)
Snapmaker2.0は積層型3Dプリンター以外に、レーザー加工やエンドミルやビットを使ったCNC加工を行うことができるスグレモノのAll-In-Oneマシンでホビー用途では少々高額な部類に入るマシンですが、1台3役で3台の専用機を購入するよりはマシとうことで購入しました。
先日、CNC加工でアクリル板を削ったのですが加工時に発生する切粉がかなり広範囲に巻き散らかしてくれたので色々対策をしないといけないなぁと思ってたのですが、ここんところ忙しくて設計すら出来ませんでした。
切粉対策はバキュームで吸い込むことで多少減らせますが、集塵機を色々探しましたが日本ではド田舎以外の住宅街でぶん回す事ができません。
アメリカのユーザーはyoutubeで見るとわかりますが、数十時間CNC切削を木材成形してますが集塵機をぶん回してます。
工作部屋があったりしてかなり広く、周囲に迷惑がかからない環境下は羨ましいものです。
日本のような狭ーい国土では真似することが出来ませんが、その理由として騒音と電気代野2つが挙げられます。 日本で手に入れられる集塵機を片っ端から調べましたが騒音は80デシベル以上で消費電力は800w以上・・・。 場合によったら1200wてのもあってコンセント1系統は使えないことになります。
日本の一戸建てといえども1部屋のコンセント1個を専有し80デシベル以上の騒音で切粉集塵を稼働中ずっと続けたら電気代がドーン! 騒音クレームでギャーって世界です。
アメリカが羨ましいい・・・。
集塵機は仕方がないにしても加工ベットの下に入り込んだ切粉など掃除するのにノズルが入らないなど、本当に掃除が大変なので、掃除しにくい部分はカバーしちゃえってことでカバーを設計することにしました。
※記載写真は猫を3Dプリントしているところ。
Y軸リニアレール2本の間にダストカバー
Snapmaker2.0のA250/A350はY軸が2本あり、加工ベットでリニアレールが隠れるような構造になっています。
加工ベットの下はリニアレール2本の間でデットゾーンになっており、エンクロージャーを設置していると入り込んだ切粉や木くずが溜まり掃除がかなり面倒で毎回、困っていました。
後部側にはY軸・Z軸のリニアレール接続アダプタが設置されているため、切粉や木くずがアダプタに堆積すると火災の危険性もあることから一面すべてをカバーしてしまうことにしました。
完全に覆うことでY軸リニアレールの間はカバーされるので表面だけ掃除すればいいので多少、楽になるのではないかと思いますが、デットスペースをただ埋めるだけではもったいないので、デットゾーンに引き出しを設置することで物入れとして活用できるように設計しました。
カバーの隙間に入り込むのはどうしようもないので仕方がないですが、多少なりとも増しになったと思います。
構造上、リニアレールとツライチには出来ない・・。
実際に設計してみると加工ベットを固定するネジがリニアレール上面より2mmほど飛び出しているため、リニアレールの上面 面位置を揃えることが出来ませんでした。
なのでネジが干渉しない距離+加工ベットの熱(3Dプリンタ昇温ベット)での反りが出ると嫌なので4mmダウンとしたためちょいとブサイクな形になりました。
Snapmakerのロゴも入れてみたのですが、加工時間最優先で最速加工出力しましたが途中でフィラメントがなくなりメーカー違いのフィラメントで続きを加工したら目が粗い柔らか状態となってしまいました。
後部のパーツは標準成形で時間をかけたため強度もあり、いい感じに出来ました。
先日、フィラメント湿度計用のパネルを整形した跡が転写されてしまいました・・・。
ベットの温度を上げてアルコールで拭きまくったのですが、綺麗に円形の跡が出ちゃったのでなんかブサイクです。
リニアレールのエンドストップカバーのところは段差になるためエンドストップごとカバーしてT字の形状になるカバーにしました。
こういう段差部分が掃除するの面倒なのでT字型にしたのですが、細かいゴミは入るのは避けられません・・・。
後部も同じくT型にしており、写真ではプロトタイプなのでケーブル逃げ加工と固定爪がありませんが、STLデータにはケーブル逃しと台座固定爪があります。
前後のカバーを繋ぐ部分はジョイント形状を作っているのではめ込むだけとなってます。
外して掃除したい場合にはカバーを持ち上げるだけで外れるようにしたので、メンテナンス性はまぁまぁではないでしょうか。
すくなからず、このカバーのおかげで加工ベット下のゴミがカバーの上に堆積して掃除も楽になりました。
※ベットの前後をタッチパネルの手動JOGモードで動かす必要はあります・・。
あるのとないのとでは随分と違うので、物入れも増えていい感じになりました。
動画
CNC加工ダストカバーのSTLデータ
いつもホームページにSTLデータを公開していたのですが、下記のサイトにデータを集約することにしました。
STLデータは下記からダウンロードできます。
A250用なので、よかったら使ってください。
成形素材:PLA/PLA+/PETG
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Snapmakerとは? 知らない人におすすめのモノ
Snapmakerはキックスターターで一躍知名度がアップし、初期モデルのSnapmaker 3-in-1 Originalが発売されました。 現在ではSnapmaker Ver.2のキックスターターがスタートし量産・出荷を開始しています。
このsnapmakerの良いところは主に以下の点で優れていることです。
- 筐体が金属製(アルミ合金)
- リニアステップモーターを使用したモジュールリニアレール
- 付属ソフトの優秀さはピカイチ
- 1台で3Dプリンタ・レーザー・CNCカービングの3種の加工ができる
- 加工精度が非常に高い。
- NC系の旋盤・マシニングなど経験がある人には更に奥深い加工ができる。
- 3つの機能がついて値段が安い。
- Snapmaker Ver2.0から加工サイズが違う3機種をリリース
- 後付けでオプションを追加できる(回転C軸など:リリース予定)
- 国内代理店が存在しメーカー保証・部品販売に問題がない。
安い3Dプリンタは加工精度が悪く、3Dプリンタとして出力にも影響するようなものが多々ありますが、このSnapmakerは非常に安定している加工機です。
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