IMOU Ranger2 360度マルチパン監視カメラを3Dプリンタ動作監視に!
こんにちは!
材料押出堆積法/FDMでの3Dプリンタが一般の方でもホビー用途で使用される方も多くなってきました。
ちょっとした3Dプリンタなら1万円強でAmazonから購入できるようになり、成形精度の良いマシンでも10万円前後から選択できる範囲が広がりました。
アマゾンやAliExpress、楽天などで手に入る3Dプリンタは熱でフィラメントを溶かし、押し出すことで造形するわけですが、様々な要因でトラブルが発生してしまうことがあります。
大抵のトラブルは成形途中で発生することが多く、成形時間に何時間もかかることから何時もマシンのそばに居るわけではなく、場合によっては造形途中で別の部屋で就寝される方も多いようです。
造形物が倒れたり、造形押し出しが絡んだりすることも多く思わぬトラブルにつながることも懸念されます。
そこで安価な監視カメラで造形物を監視すりゃいいじゃないか。。
そういうわけで、私が使用している監視カメラをご紹介します。
IMOU Ranger2 360°フルカバレッジ 監視カメラユニット
アマゾンで2020年11月現在で4500円で販売されてるIMOU Ranger2という監視カメラです。
IMOUという会社で様々な監視カメラを販売しています。
AI人物検知など多機能な監視カメラを安価に販売しているメーカーで使用用途としては部屋の中での子供の行動監視や、屋内外のセキュリティ対策で使用されることはもちろん、Google Assistant(グーグル アシスタント)やAmazon Alexa(アマゾン アレクサ)にも対応しており、アイデア次第で使用範囲が広がる商品です。
搭載機能はどんなものがあるのか?
カメラ
1/2.7インチ2メガピクセルプログレッシブCMOS
2MP(1920×1080)
暗視性能:
10m (33フィート) 距離
3.6mm固定レンズ
視野角:93°(H)、48°(V)、115°(D)
355°パン&-5~80°チルト
ネットワーク
Wi-Fi:IEEE802.11b/g/n、50m(障害物のない平地にて)
Imou Lifeアプリ: iOS、Android
ONVIF
ビデオ&オーディオ
ビデオ圧縮:H.265/H.264
最大25/30fpsのフレームレート
16倍デジタルズーム
双方向音声
通知管理
モーション検出
人間検出
設置可能地域
異常音アラーム
補助インターフェース
マイクロSDカードスロット(最大256GB)
内蔵マイク&スピーカー
リセットボタン
一般
DC 5V1A電源
消費電力:3.5W以下。
動作環境:-10℃〜+45℃、相対湿度95%未満
寸法:106.1×77.4×77.4mm(4.17×3.04×3.04インチ)
重量:238g(0.52ポンド)
CE、FCC
機能としてはFull HD 1080P/30fpsのフレームレートで200万画素という若干画像粗さがあるものの監視カメラに暗視機能10mがあり広範囲の画像カバーで使用するにはオーソドックスな仕様となっています。
ここで気をつけるべき部分として、私が実際に調べて使用した結果はNASシステムなどの共有ドライブへのクォーター録画(決められた保存容量サイズで動画で一杯になると古いものから上書きする動画方法)ができないのが残念なところです。
いわゆる保存先のネットワークドライブを指定してファイル保存できないところです。
本体に内蔵するマイクロSDカード(MicroSD CARD : 最大256GB)に上書き録画する方法またはIMOUが提供するクラウドサービスによる録画保存で対応する必要があります。
私のような3Dプリンタの動作確認用でLive動画的な使用ではマイクロSDカードもクラウド契約も不要です。
実際に3Dプリンタの動作監視に使用してみた。
このIMOU Ranger2は通常の設置方法以外に画像反転機能で本体を逆さまに配置できるのが特徴です。
廊下や部屋の隅などに天井設置できるメリットが有り、何より電源はMicroUSBで電源供給できるため汎用のUSB TypeA – MicroUSBなどのケーブルやUSB充電器などから電源を取ることができます。
動作確認でモバイルバッテリーから電源供給した場合でも動作するため、一時的なセキュリティ監視など電源に左右されない使用方法も可能です。
マルチパン動作(左右355度、上下-5度~80度チルト)でありながら消費電力が3.5wで低電力のためモバイルバッテリーの容量次第では長時間録画監視ができます。
実際に3Dプリンタの動作確認用に平設置してみましたが、本体サイズがW78mm x D78mm x H106mmと小さめなのであまり場所を取らないところが良かった。
このIMOU Ranger2はWindowsアプリやiPhoneアプリ、Androidアプリなどから監視動画をLive確認することができ、さらにクラウドやSDカードに録画された記録を日付・時間スライドバーで再生も可能です。
マルチパンは携帯端末からでもカメラの向きがダイレクトに変えることができるのでほぼ部屋中を監視できます。
私は3Dプリンタ動画監視には3Dプリンタ本体のUSBコネクタからUSB拡張スロットを使ってUSB電源をとって動作させています。
LANは有線LANケーブルで接続していますがWi-Fi機能で無線LAN接続することも可能です。
動作の安定、画質の安定には有線LANを使用したほうが良いようですが、WI-FI接続(Wi-Fi:IEEE802.11b/g/n)でも問題ないようです。
一つ残念なのはMACアドレスが本体記載されていないため、無線ルーターから接続可能無線LAN端末リストでMACアドレスをたどるしかない点が残念なところです。
多くのご家庭では無線LANにMACアドレス管理をされていないと思うのでWEPなどで簡単につながると思いますので、あまり問題にはならないと思います。
私の家ではセキュリティ対策として無線LAN接続機器はMACアドレス制限をかけているため、面倒なのでパケットロスが少ない有線LANを使用しています。
MACアドレス制限をされているご家庭や企業ではMACアドレス取得に一手間掛ける必要があります。
監視カメラの動作を動画にしました。
IMOU Range2 監視カメラの動作などYoutube動画で作ってみました。
値段も安価でしっかりとした作り込みの監視カメラで安かろう悪かろうの中華製品ではないと思います。
動画の後半にはスマホの画面キャプチャで実際の稼働状況を動画にしており、実際に動作に興味がある方も多いと思いますので参考になればと思います。
この記事で紹介したものなどはこちら。
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