こんにちは、ゴンタです。
私は国内グループ10万人、グローバルグループ25万人の従業員を抱える会社と中小企業の250人の企業、副業で個人事業主の経験がありますが、取引先企業の大手企業に出向いたり、その会社の職場での共同作業を通じて、いろんな上司と部下の関係性を人間ウオッチングしていました。
表題の通り、”あなたの職場にこんな人が居ませんか?”
そんな人が居ると、会社に利益をもたらせない非常に厄介な人たちで構成され、簡単に組織改革ができないために収益が上がりにくい組織体系になってしまいます。 逆にそういう人たちは自分たちが会社の利益をもたらせない元凶になっていることに気が付かず、のさばる傾向になるため、企業コンサルティングの方々の出動になるわけです。
コミュニケーションが良い上司だが数値管理ができない上司。
人当たりが良く、いろんな人と仲良しになる または、とても良い環境を構築できる上司はなかなか珍しいと思います。 ただ、上司は部下や他の部署とのコミュニケーションだけではなく、経営判断を行うための数値管理ができる能力を併せ持つことが、今の世の中のトレンドであり当たり前の上司になるための「素質」でもあります。
私が見てきた上司には、人とのコミュニケーションは良いのですが、管轄内の業務に対する数値的判断ができない人が多く、自職場での数値管理をするための仕組みや、Excelなどを使った傾向予測など組織として、利益を上げるために必要な数値管理ができない人が多くいました。
皆共通して言えることは、その上司たちは「自分たちは円滑に組織を回している」と思い込んでおり、会社として部署として経営目標に対する実行進捗やその計画に数値をもとにした管理を行っていないため、改善が非常に遅く経営の改革に時間ばかりが経過する組織体系になっています。
こういう上司がいる環境は、その上の上司も同じような傾向にあり、上下関係に蜜月の関係が存在し数値で判断するよりも、決定事項や目標値がない会議ばかりを行い、自己満足する傾向になります。
上司と部下の間のコミュニケーションが「喫煙」の関係。
この関係性は多くの老舗大手企業の上司と部下に多い傾向にあります。 中小企業の場合は結果を求められることが多いので、どちらかと言えば人材の資源を有効活用し収益を上げる傾向にありますが、大手老舗企業の場合は組織的に収益集中で結果を求める傾向が少なく、ただ計画生産するだけといった消費実行する場合が多くあります。
こういった大手老舗企業には「喫煙」する仲間とのコミュニケーションが非常に強固であり、その蜜月関係の中だけで物事が決まり、その関係性のある人間の中で次の上司や昇進人材が決まる傾向にあります。
残念ながら「喫煙」する人には未だ、就業時間に関係なく通常の従業員の倍以上の「喫煙タイム」が存在し、「喫煙」する仲間のなかでいろんな人の噂とレッテルを張り、事実関係を無視した決めつけや仲間意識から来る保身、息のかかった仲間の人材からの役職候補などが挙げられます。
企業改革などのセミナーでもこの話はたまに出てきますが、昭和の時代であればこんな環境が当たり前であり「喫煙」しない人は「仲間意識がない人」のような関係を無条件で作り上げた時代でもあり、その真っただ中にいた私はその時代から、このような蜜月関係に驚く半面、仕方がないと思っていました。
令和の時代、このような関係性がある上司と部下が存在している場合、会社としては非常に迷惑な上下関係だと言わざる負えないのが現在の状態です。 例えば連絡事項などは「喫煙者」だけに発せられることがあり、そのコミュニケーションから外れている人達は「伝えておいて」とか「言っといて」という指示から伝わっていないという現象が必ず発生してきます。 いわゆる情報伝達の齟齬がある状態を引き起こします。
決め事やルールが知らない間に変わっていたり、聞いたこともないことがすでに暗黙の了解として推進していたり、はたまた、実行中止になっていることを知らずに業務を続けていて急に上司から怒られたりする謎の動きが発生します。 当然そこには蜜月関係があり、”言ってもいないこと”や、”やってもいないこと”が上司に告げられ、人を陥れるような人間関係を引き裂く動きも発生します。
「喫煙者」のすべてでそうであるわけではありませんが、「非喫煙者」から見ると時間にルーズであり、休憩時間を守らない「村社会」の中枢のように感じる人が多く、企業セミナーなどでも取り上げられる人間関係です。
関係者が参加していない秘密のLINEグループが存在する。
自分の所属する会社ももちろんのことながら、取引先の大手企業担当者からもよく聞くのが、限定された人で構築された秘密の連絡用LINEグループが存在する事です。
「え? そんなこといつ決まったの?」とか、「え? しらなかったの?」というようなフレーズがあなたの職場で聞こえてくることがあったら、腐った職場にあなたがいる可能性があります。 このような状態には必ず裏には秘密のグループが存在し、そこに上司と部下の関係性が成り立っています。
多くの連絡事項のほか、人との関係など様々なことがこのLineグループで話が進んでおり、場合によっては人を陥れるために情報操作を行っている人もいます。 当然参加していない人は知る余地もないので知らない間に無視されたり、連絡事項が伝わっていないで孤立したり、業務に支障が出ることがあります。
職場の秘密のLINEグループから外れている人
・精神障害を持っている人(正しい知識ではなく、キチガイとか危ない人などとレッテルを張って除外する)
・正しいと思って頑張って軌道修正してやっている人(頑張られると困る人)
・会社を休職してしまった人
・秘密のLINEグループの参加者と問題を起こした人
・数字にうるさい人
・会社のあるべき姿を追っている人
・コミュニケーションが不得意な言葉すくない寡黙な人
会社に配属されてすぐには「秘密のLINEグループ」には呼ばれず、数か月かけてその人物が「自分たちと同じ色」なのか確認してからグループに参加させるため、存在を知らない人が居ます。 当然、引き込まれると人の噂や情報操作に踊らされ、自分たちが中心の世界を構築してしまい、知らない間に自分たちがなんでも決めれる職場の中心になって行動してしまいます。 当然、その行動にそぐわない人間は排除する傾向になります。
こういった「職場の中に秘密のLINEグループ」がある場合、会社組織としてはマイナス要因であり、物事の決定事項に非常に時間がかかったり、思った通りに組織が動かない状態になります。
また、優秀な人材が休職してしまったり離職するなど古株の蜜月関係が会社の経営に損害を与える結果になることもあり、場合によっては壊れた人間関係から大きな社会問題に発展する場合もあります。
上司のパソコンの画面(ディスクトップ)に大量のアイコンが並んでいる。
アメリカの企業で社員の能力があるかどうかを見る指標として、Windowsのディスクトップ画面にアイコンが大量に並んで画面いっぱいの人は「自己管理能力がない人」として判断するといった話をアメリカ人から聞いたことがあります。 私が知っている前述のような「職場のなかに秘密のLINEグループがある喫煙仲間で構成された上司」の複数の職場管理者のパソコンを覗くと、ディスクトップにExcelファイルやショートカットなど、画面いっぱいに入りつけている人が多くいます。 この状態を分析すると下記のようなことがわかります。
・同じ重複するものがディスクトップに並んでいる場合がある。
・バージョンや改定違いの書類やファイルが同じ名前で並んでいる場合がある。
・アイコンが同じExcelファイルがたくさんファイルがある。
・自分で必要な時に毎回、時間をかけて探している。
・ファイルを開かないと最新のものかわからないので開いたり閉じたりして確認する。
・古いファイルを新しいファイルと勘違いしてデータ利用したり人に渡したりする。
・自分の管理能力がないのに、ファイルを取り違えて人のせいにする。
・どこにファイルを置いたかがわからないために、もう一度ファイルを人に要求する。
こういう上司があなたの職場の上司なら、その上司は自己管理能力がなく、さらに改善意識がないため職場の仕事は形式的に進み職場改善や大きな改革はできない非数値的管理の典型的なタイプです。 そういう上司はできるだけ早く会社の中から排除しなければ、会社の経営に損害を与えることとなります。
あなたの上司のパソコン画面を覗いて、山盛りのアイコンで埋まっているなら、見切りをつけたほうが良いかもしれません。 下手をすると上司のいい加減な管理をして新旧間違った書類で損害を出し、資料を作った貴方のせいにされるかもしれません。
会議で決定事項が何度も同じような内容で繰り返される。
決定事項の確認のための会議など、全く非効率な会議は良く話題に上がりますが、職場に上司部下に前述のような妙な不利益な蜜月関係がある場合、会議の内容にも影響することがあります。
予めどこかで半分決まったような内容をもとに、職場内で会議を開いた場合に発生するのが暗黙の了解で決まった内容をただ報告しているような会議です。 当然、数値化管理された経営報告や営業報告、生産報告などではなく漠然としているため、何のための会議かわからないあやふやな内容の会議になります。
このような場合は裏で何か話がすでに決まっている場合があり、知らない社員に会議で決まったかのように通知している場合になります。 当然、数値的管理ではないので内容に精密さはなく、「以前に聞いたような?」とか、「なんか変な会議だな」という感じ方をします。 このような場合はその職場は裏世界があり、人間関係が腐っていると思って対応したほうが良いと思われます。
まじめに仕事をしている人が急に転属したり、職場からいなくなる。
前述のような変な蜜月関係がある場合、その関係の外にいる人で「一生懸命仕事をしている真面目な人」が急に会社を辞めたり、休職したり、はたまた別の部署に転属する場合があります。 真面目に不具合なく問題も起こさずによく仕事ができる人がそのような状態が発生した場合は、その職場には暗黙の上下関係と蜜月関係があると思ったほうが良いかもしれません。
仕事が良くできるまじめな人が居ると、真面目にされると困る人が一定の割合で出てきます。 例えば部下が数値的管理を好み、その根拠を示した数値的資料を基に業務報告を行うような場合、前述の通り、上司や蜜月の部下にはそのような能力がない人が多いため、煙たくなります。 結果的にあらぬ噂を流し、その人を孤立するように追い込む謎の組織形態から実行部隊が発生し、何の問題もない真面目な社員が追い込まれることがあります。
会社の経営の上で収益を上げるための活動と健全性を求めているにもかかわらず、このような人間がいるような職場は会社組織に問題があり、すくなからず離職率が上がりますので、そんな中で仕事をしている人は長くは務まらないかもしれません。 逆に性格が悪く蜜月関係を好む人には良い住処になると思われます。
おかしいと思ったらできるだけ早く転職を。
喫煙グループの謎の闇組織だけで考えても、そんな会社は物事がうまく運ばず、会社の利益向上にはつながらないでしょう。経営の判断する上層部も業務改革ができない場合が多く、組織の改革が行われない現状維持となっていますので、若いうちに勉強してスキルを磨き、転職したほうが良いかもしれません。 今の時代は転職しても何の問題もありませんので、腐った会社で悩むより精神的にも安定するほうを選ぶとよいでしょう。
そうはいっても、このような話はどの会社でもよくある話です。
かならず、グレーな存在がありますしそれを好む人もいますので、ターゲットにされないようにするのが最良かもしれません。 その分だけ神経をすり減らすことになりますから迷惑な話です。
これを読んで蜜月関係が大好きな前述のような人は、あなたのその行動が「会社組織のいらない人」に該当することを理解したほうが良いかもしれません。 人の噂をしたり、ありもしない噂や計画的に落としいえるような行動などそういった仲間意識の中で生まれる他人を犠牲にする行動を平気で行う人間になっていないか考えてみてはいかがでしょうか。