Lenovo LEGION T750i ゲーミングPC開封レビュー
こんにちは! ゴンタです。
現在までメインで使っていたディスクトップパソコンの性能がかなり古く、Autodesk Fusion360で加工パス作成などで計算処理に時間がかかったり、Adobe Premiere Proの動画制作でも時間がかかってしまうので新しいパソコン Lenovo Legion T750i Model:90Q80065JMを導入することにしました!
この記事は購入から開封レビューの記事となっています。
性能比較や拡張性などのLenovo LEGION T750iの詳細は別の記事を参照ください。
この記事を書いている2021年5月末ではコロナウィルスCOVID‑19が世界各国で猛威を振るい、多くの死者を出していますが、感染拡大に伴って自宅で仕事をするリモートワークが急激に多くなってきたため、あらゆるパソコン製品や部品の値段が急上昇しています。 さらには暗号資産のビットコインをホリホリするためにマイニング用ビデオカードとしてNVIDIA GEFORCE RTXシリーズが軒並み在庫切れとなってビデオカード単体で数十万で中古市場が成立するような、ちょっと今までとは違う変な図式が成立しちゃってます。
マイニング用のビデオカード欲しさにPCカスタムショップが販売するBTOマシンに搭載されているビデオカード欲しさにBTOマシンを買ってビデオカードだけ入手し、抜け殻PCを中古市場に流すという荒業まで出てきてびっくりしました。
そのおかげで、通常ならBTOマシンを即納で手に入れれる状態だったのが、マシン構成によっては数週間から2か月の納品タイムラグまで発生するという社会現象となりました。
そんな中でパソコンを買おうとしたわけなので、通常状態なら値段が高い状態でゴンタはBTOマシンを購入したことになります・・。
LenovoのBTOゲーミングPCを選んだ理由
いつもならゴンタは自作PCとしてマザーボードとかCPU、メモリなど構成を調べ値段と相談しながらパーツを購入し組み立てるのがいつものパターンなのですが、今年ははっきり言って無理でした・・。
と、いうのもすべてのパーツが値上がりしており、ものによっては在庫切れなども発生しており、パーツを寄せ集めても性能ダウンのPC構成になるか、ものすごく値段が高い自作PCになってしまう状態です(-_-;)
なので、仕方がなくBTOマシン(BTOとはBuild To Orderの略称で”受注生産”を意味し、 完成品のストック販売とは異なって、オーダー注文を受けてからパソコンを生産・出荷するスタイルのパソコンです。)を購入することにしました。
ドスパラやフロンティア、マウスコンピューターにHPやDellなど様々なBTOマシン構成を確認して値段と性能を探っていましたが、私が探していた条件に当てはまったパソコンがほとんどありませんでした。
※この当時、下記の条件に一致したパソコンは価格.comでは2台のみでした。
ゴンタの購入条件
- CPU : Intel i9搭載 第10世代のCPU
- メモリ:DDR4-3200 SDRAM 32GB
- グラフィックカード:NVIDIA® GeForce® RTX 3080 10GB GDDR6x
- Wi-Fi : IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n準拠
- 拡張:PCIe M.2 2280/2242 2Port
- 電源:850w以下
- 予算:25万円前後
結局、いろんなところを調べ回って結局、価格.comに戻ってきて出てきたのは次の2台だけでした。。。
HPのOMEN by HP 30L Desktop GT13はLenovo Legion T750iに比べて構成はほぼ同じでM.2SSDが1TBと容量が多い以外はほぼ同じ構成でした。
CPUはインテルのi9-10700Kと10900Kの違いでベンチマークスコアがLenovoのほうが23965スコアだったので、こちらをLenovo直販サイトで購入することにしました!
Lenovo Legion T750iを直販サイトから購入手続きで・・
価格.comではHPは順位第2位で人気があるものの、なぜか性能が上のLenovo Legion T750iは170位であり、その理由は直販サイトで知ってしました・・。
直販サイトで購入手続きを行っている際に、人気がない理由がわかり薄ら笑いをしてしまったのですがオーダーをかけてから納品まで「不明」でした。 価格.comの購入者コメントでは納期2か月(3か月)と回答があったなどの情報があり、オーダー後に納期が確定するようで、ビデオカードを買いあさるホリホリ隊員たちからするとRX3080狙いでいつ届くかわからないものを購入する人はいないと思います。
普通に買う人もかなり躊躇してしまうのではないでしょうかww
ゴンタは別に急いでないので、納期ネタとしてオーダーをかけてLenovo納期センターにいつ来るか聞いてみました!
あの~
LEGION T750i 購入したんですけど、今の納品予定日って何時頃になりますか?
Lenovo納期担当です。
申し訳ございません 私たちもわかりません。
中国工場から出荷されるのを待っています。
え? あっ・・ ファッ!
わからんてなんじゃそりゃ・・・
マジでこのやり取りでした。
パソコン到着まで、このまま納期不明で過ごすのかと思うとかなりうんざりする状態で、流石にこれはビデオカード愛にまみれたホリホリ隊員の皆様には人気がないはずです。
ゴンタはネタ半分で購入しましたが、流石に納期不明は恐ろしいものがあり正直言って性能が良くても、コスパが良くったってお勧めできるもんじゃぁございません。
この記事を書いている2021年5月末に販売ページを訪れましたが軒並み在庫切れで納期2か月の案内もありました。
まだ納期2か月と書いているだけましかもしれません。。
やっと届いたLEGION T750i !!
その後、いつ届くかわからない日々を過ごして数週間後・・・
Lenovo納期管理ページを確認してみると納品予定日が記載されてました!
納品予定日が5月10日となっており、予定通り10日に注文していたパソコンが届きました・・ でかい箱で・・。
注文してから約2か月半 ようやく出会えたパソコンはクロネコヤマトのお兄さんが届けてくれました。
Lenovoは中国の工場でパソコンを大量生産し、世界中に販売しているのですがLEGIONシリーズも同じスペックのものが欧米でも販売されており海外Youtuberが絶叫しています。
何を言ってるのかは英語が全く分からないゴンタですが、どうも納期については話題に上がっているような感じで全世界で”Lenovoはおせーよ”って言ってるのかもしれません。
ゲーミングマシン=パソコン理解力は100%だろうからマニュアルなし!
早速、開封して驚きました!
25万もするゲーミングPCでBTOマシンだから、それなりの説明書が入ってると思ってましたが・・・
おめー 紙切れ3枚ってどういうことやねん!
2か月半もかかってか説明書も作れんかったのかぁぁぁぁぁぁ 怒!
写真見てみます?
電源ケーブルとHDD電源ハーネス・グラフィックカード電源ハーネス、説明書ぺら紙1枚・注意書き・リサイクル請求用紙の合計3枚の紙のみ。
もうね・・・・。
ゴンタはあきれてびっくりしましたわ。
もうちょっとなんかこう・・ 「こんな感じのマシンやからオンラインでPDF説明書みるとええんやで~」って普通はそんなのあると思うやん。
この25万のLEGION T750iにはそういうものは入っておらず、Lenovoの立場としては・・
【Lenovoの人】
25万のゲーミングPCでi9搭載マシンを買うような人だからパソコンオタクで説明なんていらんやろ。 自分で調べて勝手に使ってくれや。
おめ~
拡張ポートとかSATA電源ケーブルとか説明おまへんがな!
自分でバラして調べろってのか?
おまけにマザーボード独自仕様やんけ!
そうなんですよ・・
このLenovo LEGION T750i(ほかのシリーズは知らんよ)はマザーボードが完全に独自仕様で、MSIとかASUSとかASRockとかのマザーボドではないです。
CPUはi9-10900kってオンボードグラフィックスインテル® UHD グラフィックス 630が搭載されてますが、マザーボードにはビデオ出力コネクタが排除されていて「拡張ビデオカードを使え!」っていう仕様です。
それやったらi9-10900k使わんでもええやん…
独自仕様のマザーボードと自力で理解する拡張性・・・
当然のことながらパソコン付属の紙切れ3枚に拡張ポートやらマザボの情報もないため、オンラインPDFマニュアルを期待するわけですが、Lenovoの人たちは「ゲーミングPCを買うオタクは自力でやれ!」というパソコン愛にまみれているのか、PDFもほぼ紙切れで全く情報がありません。
自力で電源を引っ張り出して、電源がどうなってるのか予備ケーブルはどこにさしてどこで使えるのか・・・
まぁ、確かに慣れてますかサクサクやりますけど、M.2のスロットがMキーなのかとかそういったことも書いてないので目視確認! 指差し呼称!! みたいな状態で現物確認する必要があります。
事前にパーツを購入してもSSDスロットやらマウントベイの数やら、そもそもSATAケーブル何本させるねん ボケ!
こんな感じです。
何にも拡張しません、デフォで使いますよって方には超お勧めPCです。
結局のところこんな感じでした・・
マザーボード
- マザーボードのメーカーは不明
Lenovo LEGION T750iのロゴ入れてどこかに作らせたか、自社開発品 - CPUオンボードのグラフィックコアは使えない
マザーボードにHDMIもDisplayポートもすべて排除された独自仕様 - メモリは4スロットのうち2スロットが空
DDR4-3200 SDRAM UDIMM 最大128GB(32GBx4枚)までできるらしい。 - 3.5インチベイは内蔵2スロットで空は1スロット
すでに配線が固定化され3.5インチHDDはそのスロットしかさせないし、SATA・電源ケーブルも固定化されている。 - SATAコネクタは2本の空き
マザーボード背面側に2.5インチSSDを固定できる箇所が2か所あり、SATAケーブル2本分が用意されている。
もちろん、SATAケーブルは付属されておらず、自分で買えってことです。
付属のSATA用電源ケーブルは2本(コネクタ各2個)なので4台拡張できると思ったら1本しか使えません。
予備なの? さっぱりわからんわ。 - M.2 2280/2242(PCIe SSD用)Mキー
2個ポートがありますが空きは1個だけで、お粗末なヒートシンクプレートがもれなくついてます。
多分冷却効果はほとんどありません。
メーカーが公開している仕様はこちら
製品シリーズ
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注釈
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Lenovo Legion T750i 製品詳細はこちら
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製品番号(保守用製品番号)
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90Q80061JM
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90Q80062JM
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90Q80065JM
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90Q80066JM
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筺体
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Tower
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OS
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初期導入済OS
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Windows 10 Home 64bit (日本語版)
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稼働確認済OS
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Windows 10 Home 64bit
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プロセッサー
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名称
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※1
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インテル® Core™ i7-10700K プロセッサー
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インテル® Core™ i9-10900K プロセッサー¥58,190
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動作周波数
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3.80GHz (ターボブースト時 5.10GHz)
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3.70GHz (ターボブースト時 5.30GHz)
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コア数
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8
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10
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統合メモリコントローラー
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2933MHz
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チップセット
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インテル® Z490 チップセット
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CPUクーラー
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冷却方式
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簡易水冷
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ファンサイズ/数量
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120 mm x 2
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ラジエーターサイズ
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274 x 120 x 27 mm
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最大ファン回転数
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4300 rpm
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RGBライティング
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あり
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メインメモリ
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容量 (標準)
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※2
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32GB (16GB x 2)
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容量 (最大)
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128GB(32GB x 4)
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仕様
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※1
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DDR4-3200 SDRAM UDIMM
( 専用ヒートシンク搭載)
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メモリスロット数
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※3
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4(空2)
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補助記憶装置(内蔵)
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HDD
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※4
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2TB (7200rpm/シリアルATA/3.5インチ)
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SSD
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512GB (PCIe NVMe/M.2)
(専用ヒートシンク搭載)
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Optane™ メモリー
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なし
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オプティカル・ドライブ
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※5
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なし
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メディアカードリーダー
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なし
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グラフィックカード
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ビデオチップ
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NVIDIA® GeForce® RTX 3080
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ビデオRAM容量
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※6
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10GB GDDR6X
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外部接続最大解像度および最大発色数
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※7
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7680 x 4320ドット@120Hz、1677万色(DisplayPort接続時)
7680 x 4320ドット@60Hz、1677万色(HDMI接続時)
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外部インターフェイス
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グラフィックカード
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DisplayPort x 3、HDMI x 1
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PC本体
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上面
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※8、※9
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USB 3.0 x 2、USB 2.0 x 2、ヘッドホン x 1、マイクロホン x 1
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背面
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※8、※9
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USB 3.1 x 1、USB 3.0 x 2、USB 2.0 x 4、USB3.1 Type-C x 1
オーディオポート x 6(7.1cサラウンド対応)
イーサネットコネクター x 1
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通信機能
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LAN
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10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T
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ワイヤレスLAN
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Wi-Fi 6対応 (IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n準拠)
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Bluetooth
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Bluetooth v5.1
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拡張スロット(空スロット)
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PCI Express x16
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※8、※9
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2 (空1)
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PCI Express x1
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※8、※9
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3 (空3)
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M.2 2230(WLANカード用)
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※8
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1 (空0)
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M.2 2280/2242(PCIe SSD用)
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※8
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2 (空1)
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拡張ストレージベイ
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5.25型
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0(空0)
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3.5型
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2 (空1)
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空冷ファン
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※10
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前面パネル部 ×3(120 mm )、背面パネル部 ×1(120 mm )
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キーボード
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なし
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マウス
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なし
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本体カラー
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ブラック
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寸法・重量
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本体寸法(幅×奥行×高さ)
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約 211 x 483 x 450mm
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本体質量
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約 15kg (最大構成時)
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梱包箱寸法(幅×奥行×高さ)
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約 32 x 63 x 58cm
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梱包箱重量
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約 17kg (最大構成時)
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電源
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※11
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850W/AC 100-240V(50/60Hz)【80PLUS® GOLD】
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使用環境
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温度:10〜35℃、湿度:35〜80%
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保存環境
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温度:-40〜55℃、湿度:20〜93%
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最大消費電力(W)
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850
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省エネ法に基づくエネルギー消費効率(2022年度省エネ基準達成率)
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※12
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18区分184.0kWh/year(AAA)
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Microsoft Office
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なし
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Microsoft Office Home & Business 2019
|
なし
|
Microsoft Office Home & Business 2019
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主な付属品
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電源コード(アース端子付き)、マニュアル類、購入証明書(梱包箱の外側に貼 られています)
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電源コード(アース端子付き)、マニュアル類、購入証明書(梱包箱の外側に貼 られています)、Microsoft Officeプロダクトキーパック
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電源コード(アース端子付き)、マニュアル類、購入証明書(梱包箱の外側に貼 られています)
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電源コード(アース端子付き)、マニュアル類、購入証明書(梱包箱の外側に貼 られています)、Microsoft Officeプロダクトキーパック
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保証
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保証期間
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※13
|
1年間
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国内での修理
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※13
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引き取り修理
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ソフトウェア
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※14
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Microsoft Edge、その他
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発表日
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2020年10月6日
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開封レビューとマシン内部は動画で!
総評:かなり意見が分かれるBTOマシン
マイニングでホリホリ隊員している皆様には納期の時点で多分、購入しないと思われます。
よっぽどRTX3080が欲しい人以外は・・
ごく普通にゲーミングPCとして使用するユーザーは、ほとんどパワーユーザーなのでマニュアルがなくったって問題ないでしょうが、いろいろよく見るとコスパ的には若干、微妙なところがあるので総評分かれるところがあるかもしれません。
マザーボードもオリジナルでBIOSも必要最低限であり、いじくり倒す人には物足りないマシンとなってます。
オーバークロックは唯一インストールされている1個の付属アプリで制御できますが、あまり実感がありません。
いらないアプリとか入ってない素のパソコンなので、ある意味有り難いですが、寂しい感じがしますね。
マシンスペックはまた別の記事で記載します。
性能はいいと思いますが、爆熱です。
続きはのちほど。。