blogのネタはがあまり無いので、手元にある品物からレビューがてら記事にしたいと思います。
※今回レビューするADATA SSD AS510S3-120GM-Cは記事の後半の方にあるよ!
誰かが「購入したいなぁ」とか、「これどんな品物?」って思った時に、少しでも参考になればいいかもです。
さて、今回はSSD(Solid State Drive/ソリッドステートドライブ)ってドライブをWindows7 Proffesional起動ドライブとしてインストールし、その性能とやらを見せてもらおうか! ってことです。
そもそも、SSDにはMLC(Multi Level Cell)と、SLC(Single Level Cell)という2種類の製品構造を持っています。
その2種類には特徴があり、価格も大幅に違いますので、注意したいところ。
SLC
寿命は10万回書込可能、高速、高価、信号はONとOFFの切替簡単に言うと起動に向いている。
MLC
寿命1万回書込、、Sと比較して低速、安価、信号は4つを切替(00~11)起動などの、どちらかと言うと速度重視よりデータ保存用の用途に向いている。
よって、性能としては書き換え回数が非常に多く、高速読み書きであり、安定しているのはSLCであるため、起動ドライブはSLCが非常に好ましいです。
SSDの特徴
1. 静音で駆動音がしない。
2.発熱が非常に少ない。
3.振動や衝撃に非常に強い。
4.非常に軽い。
5.高速読込
6.省電力・エコ
執筆時(2012年3月11日東日本大震災より1年後なのです)での価格.COMにおけるMLC/SLCの取り扱い数は・・。
SLC:43種類 / MLC:418種類
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となっており、 非常にMLCが多くなっています。
ちなみに今回レビューするADATA SSD AS510S3-120GM-CはMLCタイプを私は9,800円で購入しましたが、SLCで同じ120GB SOLIDATA製K5-128 ¥35,800-しかありませんでした。
この2機種(ADATA SSD AS510S3-120GM-C/SOLIDATA製K5-128)での1GBあたりの単価は・・・
MLC:ADATA SSD AS510S3-120GM-C ¥81.67
SLC: SOLIDATA製K5-128 ¥279.69
実にその差は3.42倍となり、非常に効果ですからSLCはハイエンドユーザーや特殊環境向けですね。
さて、ADATAのSSD AS510S3-120GM-Cをレニューするわけですが、今回購入した際にパッケージにシールが貼られていまして、そのシールにはなんと3年間保証!
嬉しいかな3年間保証ですよ!
日本正規代理店としてマスターシード株式会社(http://www.mustardseed.co.jp/)さんがADATAの輸入総代理店となっているようです。
パッケージには、ほとんど日本語はないので、マスターシードさんの商品解説ページを見ますと・・・。
ATA 6Gbps対応の高速SSD。SandForce最新SSDコントローラー、SF-2281を搭載したコストパフォーマンスモデル。Trimコマンドサポート。3.5インチ変換ブラケットが付属
- 最大読込550MB/s、最大書込510MB/sの高速性能。
- SandForce SF-2281コントローラ搭載。
- Trim、NCQ、SMARTの各コマンドに対応。(Trimは要Windows 7)
- 2.5インチ→3.5インチ変換ブラケット付属。
- 環境移行ソフト(シリアルコード)付属。
- 3年間の製品保証。
- ご注意
- ※以下条件を満たしている環境のもとで、S510を使用することを弊社では強く推奨します。
- (1) 接続するSATA 6Gbpsポートは、インテル 6シリーズチップセットのネイティブインターフェイスであること。
- (2) AHCIモードで接続すること。
- (3) Intel Rapid Storage Technologyがインストールされていること。
- (4) 64bit版Windows 7で使用すること。
- (5) 最高のパフォーマンスを発揮するためには、起動ドライブではなく、2台目以降のドライブとして使用すること。
主なスペックは
型番 | AS510S3-120GM-C |
インターフェイス | SATA 6Gbps ※SATA 3Gbps互換 |
容量 | 120GB |
コントローラー | SandForce SF-2281 |
メモリチップ | MLC(64Gb×16) |
データ転送速度 |
※圧縮できないデータは、音楽、映像、写真などのファイル。 |
やはりMLCですので、起動ドライブではなくてデータ保存用のドライブとして使用するように注意書きがされています。
小さな説明書(多国籍言語だらけの小さな紙)にも英文翻訳すると起動ドライブには使うなっぽいことが、書かれています。
ここで、注意すべきはWindows7の64bit版を使用しなければならないことです。Windows7 32bit版で起動ドライブとした際には、なぜかRead/Writeともに64bit版でインストールした時より遅くなりました。
原因などは私には説明できないのですが、XPなどでも遅くなるのではないでしょうか。
まぁ、HDDもいつかは壊れるわけで、突然お亡くなりになることも何度か経験していますし、SLCだから安全ってのはあるかもしれませんが、ここは気にせずに大事なデータはRAID組むなどしてSSD系ドライブ以外に保持すればいいです。
さらに、SSDの起動ドライブのバックアップを定期的にHDDドライブに作ればいいわけですからね。
定番のCrystalDiskInfo4.2.0でドライブの状態を観察してみました。
総読込量591GB/総書込量593GBで電源投入58回、使用時間67時間。
コン後どういう状態になるのか、中間レーポートしてみたいと思います。
つぎはCrystalDiskMarkを使用して、SSDの性能ベンチマーク結果を載せておきたいと思います。
CrystalDiskMark 3.0.1 x64 (C) 2007-2010 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
* MB/s = 1,000,000 byte/s [SATA/300 = 300,000,000 byte/s]
Sequential Read : 204.960 MB/s
Sequential Write : 100.970 MB/s
Random Read 512KB : 192.925 MB/s
Random Write 512KB : 99.021 MB/s
Random Read 4KB (QD=1) : 25.365 MB/s [ 6192.7 IOPS]
Random Write 4KB (QD=1) : 62.020 MB/s [ 15141.6 IOPS]
Random Read 4KB (QD=32) : 85.135 MB/s [ 20785.0 IOPS]
Random Write 4KB (QD=32) : 102.873 MB/s [ 25115.5 IOPS]
Test : 1000 MB [C: 62.3% (69.6/111.7 GB)] (x5)
Date : 2012/03/11 23:10:01
OS : Windows 7 SP1 [6.1 Build 7601] (x64)
まぁ、そこそこいい感じなのではないでしょうか。
私の環境が古いPCなのでSerial ATA 6Gb/s未対応ですから、Serial ATA 6Gb/s対応マザーボードならもう少し、良くなるかと思います。
駆動時間が短いですが 、現在使用している状態では不具合も全くなく、値段の割に良いSSDドライブだったと思います。
あとは、耐久性だけですね・・・。