~ ガラスコーティングに失敗するとかなり厄介な状態になる ~
こんにちは!ゴンタです。
このページをご覧になっているということはDIYで愛車にガラスコーティング施工を行って「やらかした」のではないでしょうか?
それかDIYで「自分でガラスコーティングしよう」と情報収集されているのかもしれません。
自動車の表面コートというと、カルバナワックス(カルナバ蝋)やレジンコート、ガラスコートなど様々なものがありますが、一番効果があるガラスコートは施工を誤ると取り返しがつかないほど大変なことになります。
ゴンタも一度やらかしてしまった経験などを詳細に情報を記載したいと思います。
DIYでガラスコーティングはおすすめしない!
昔と違い、ガラスコーティングは業者であってプロ施工が当たり前だったのですがAmazonや楽天などでガラスコーティングの元剤を販売するようになり、簡単に手に入ることからDIY施工をしたくなる方も非常に多いと思います。
もちろん、私も業者に頼む費用をケチりAmazonなどの評価コメントを見て、DIYガラスコーティングを愛車にぶっこみ失敗した一人でございます。
基本的にこのサイトは自分の備忘録的なもので勝手気ままに書いていますが、今回だけは重症度が違うので丁寧に書いておきたいと思います。
「ガラスコーティング 失敗」とか「ガラスコーティング ムラ」とか調べるといっぱい出てきますが、やらかした原因だとかその状態なんてのはあまり情報がないようなので私の「やらかした」現状を書くことでDIYで失敗するのではなく、業者に依頼するという選択肢を選んでほしいと思います。
逆にこれから「DIYでガラスコーティングをされる方」も、「やらかした後」の方も何らかの形で有効な情報になればと思います。
そもそもDIYガラスコーティングは誰でもできる?
一番気になるところですが、誰でもできます。
但し、知識と経験があれば。
結局のところ、「知識と経験」って結局はプロなわけじゃないですかね?(失敗した自分は失敗してから気がついたアホです。)
なぜコーティングを家業にしているプロの皆様は新車であっても下地づくりにセッセこ磨いたりしているのはなぜなのか? 磨いては確認して何度も繰り返し、ガラスコーティングを施工するまでにかなり時間をかけています。
それこそが時間対価であって、美しいガラスコーティングを生む基本であり、そこを私みたいな人間は「値段が高い!」と感じてしまうのではないかと今頃になって気がついた次第です。
ガラスコーティングの元剤が悪いからムラになったのか?
Amazonや楽天で販売しているガラス硬化コーティングの元剤によってムラになるんじゃないかと言うのも気になるところですが、いろんな販売店から沢山のガラスコートの薬液が売られています。
ガラス硬化コーティングってただでさえ難しいものを、品質が悪く文句言われる状態のものを売るか?って話でやはり売る方も販売競争ですし、DIY向けユーザー層にそれなりの評価を得たいはずなので、よっぽどのことがない限り変なものは売ってないと思うのです。
今回、私はやらかした人ですが一つ感心しているのはガラスコートが完璧に施工できていれば、かなり強固なハードコートだということです。
なぜか?
このページの表題の通り「ガラスコーティングに失敗するとかなり厄介な状態になる。」ぐらい剥がれないし、綺麗にできている部分は1年経ってもメッチャ水弾きがよく水洗いで十分なくらいだから。
私は約1年前にやらかしまして、1年たった今でもムラのある部分ときれいに施工できた部分ともにガラスコートがガッチリ残っています。
逆に言うと、「やらかした!」場合はムラが出来た修正不可能なコート表面が真夏の焼ける太陽に耐え・風雨に耐えてガッチリガラスコートが1年経っても残っているということです。
これからDIYで相当な施工自信がある方以外は、失敗したら1年経っても修正不可能に近いボディ表面のムラが有るということになります。
塗りムラになるって言っても大丈夫でしょ?
愛車にDIYガラスコーティングを考えている方で、このように思っている人はまずやめたほうがいいでしょう。
塗りムラって気をつけて薄く拭き上げながらやれば大丈夫なんて思っていても、実際にDIYでガラスコーティングをやった殆どの方は「塗りムラ」の恐ろしさをちょっとでも感じていると思います。
自分では綺麗にできていると思っていても、時間が立つとムラが目立っていたりするので硬化前なら拭き上げしてやり直しもできるかもしれませんが、硬化し始めたら終わりです。
硬化時間も長いから大丈夫でしょ?って思う人もいるかも知れませんが、1度きりのチャレンジなのがガラスコーティングなのです。
固形や半練りWAXで塗りムラが大きく作る人はまず駄目だと思います。
繊細さがない人には諦めたほうが良いと思います(汗)
ガラスコート専門店はギラギラ蛍光灯が光ってるのはなぜなのか?
結局の所、自分でDIYガラスコートって自宅の駐車場でやるわけですが、”恵まれた環境”な人だと屋根付き&シャッター付き駐車場ではないでしょうか?
ふつーに自宅駐車場っていうと青空駐車場でガラスコートを施工する際の場所になりますよね・・・。
とても晴れた日にガラスコート施工しようと皆さん思うと思いますが、ガラスコートの硬化するまでの時間の間って風も吹いてるしホコリも舞い上がってます。
この時点でやっぱり自分でするべきではないんだとおもうのです。
ガラスコート専門店って車を室内に入れて、汚れ落としして磨き倒してやってますが、本当に真面目にやってるところは常に扉閉めて照明ギラギラで仕事されてます。
DIYじゃできないんですよね・・・。
照明の光やボディー表面の輝き見ながら施工されてるわけですから、その仕上がりにDIYで実現するのはそもそも無理のような気がします。
業者さんは光の屈折や輝き具合を見ながら下地を作っているわけで、絶対有ってはならない「ムラ」に神経尖らせてます。
ちなみに「今日は暖かくてよく晴れてるからDIYガラスコートしよ~」なんてのはご法度だと思います。
ボディーが温もってるとガラスコートの伸びが悪い=ムラになる=修正時間は短いという流れになります。
夏場の炎天下でやろうものなら失敗という文字しか浮かばないです。
結局のところ、DIYガラスコートはやめたほうがいい
お前は自分が失敗したから、失敗煽ってやめたほうがいいと言ってるんだろう!と思われるかもしれませんが、失敗してしまった後の修正不可能に近い現実を体験したので自信や経験豊富な人以外はDIYガラスコートはやめたほうが良いと思います。
DIYでも手先起用で色々調べて石橋叩いてミスが起きないように見事に施工されてる人もおられます。
そういう人って愛車にすっごくこだわってて妥協がない人=少数派だと思います。
結構な割合でガラスコートって良いらしいけど、業者に頼んだらかなりの金額だからAmazonで売ってるガラスコートやってみようって人が多いと思います。
もう、ここまで読んでくれたら「やめとこ」って思ってほしい・・・。
美しい輝きと水洗いで過ごせる幸せは業者にしか出来ない技だと諦めてください。
実際に失敗すると、どんなふうになるの?
愛車にDIYガラスコーティングを何らかの形で調べてこのページに来られているわけですから失敗したらどうなるのか気になると思いますよね?
私がやらかした恥ずかしい失敗を惜しげもなく記載したいと思いますので、その失敗事例を教訓に自分でガラスコート施工を行うか、業者に任せるかはご自分で判断してください。
下地作りに失敗している
失敗した私ではありますが、それなりに調べてやってはみましたがやっぱり考えが甘いんですよね・・。
その理由は失敗したのは2度めのガラスコートでやらかしたから。
1回目(3年前)のガラスコートは自分でやってかなりよく出来ました・・・。
本当に綺麗にコートが出来てヌルテカ状態で非常に満足するものでした。
しかし、2回目ってどっか気が抜けてて、下地作りですでに前のガラスコートが残ってたり(強固なので剥がれない)、逆に一部剥がれてたり。。
さらに最悪なことに洗車して天候が悪くなり、雨が降ったので翌日に施工を回しましたが綺麗に洗車して下地作りをやれば良いものをササッと洗っただけでやってしまいました。
関東圏の雨ってウォータースポット?・イオンデポジットみたいな模様を作ってくれます。
更にあとから気が付きましたが我が家の水道はウォータースポット作ってくれます。
結果的に写真の通り、ガラスコートの下にウォータースポット・イオンデポジットなどの模様が残ったままの状態となり、施工完了後には修正できない状態となりました。
この模様はウォータースポット・イオンデポジットで、ガラスコートの下にあるため剥がれ落ちるまで模様が残ったままになります。
汚れ落としが出来ていなかった。
シャンプー洗車を全体に3回、部分汚れ落としなど結構な時間をかけて汚れ残りがないように確認しながら、鉄粉落としの粘土も使って気をつけてました。
先の項目の通り、天候が悪くなって翌日に施工することになりましたがこの時点では汚れがほぼ無いものと判断してました。
結果的には、洗浄ムラの上からコーティングをしてしまった部分があり、これも先の問題と同じで施工完了後にはどうにもなりません。
天候が良いよく晴れた日に施行した。
施工をした日は6月初旬で天候がよく、風もないよく晴れた日だったのでガラスコート施工を行いました。
少し暖かい日だったのですが、直射日光はボディの温度を上昇させて日があたっている面と、日が当たっていない面で温度差がありガラスコートの伸びはその2面で全く違うことを施工途中に注意しながら行ったものの、ボディ温度が高かったためにムラが発生しました。
写真の通り部分的に拭き上げムラが有り悲惨な状態であります(`・ω・´)ゞ
ムラを修正しようと薬剤を追加してしてしまった。
ムラを確認出来たので拭き上げを行いましたが、改善されず(もうすでにボディ温度が高く硬化している)薬剤を少し上塗りし、改善されたように思いその部分を完了としたが元にムラがあるため改善されるはずもなく、更にムラが生じてしまった。
DIYガラスコーティングでやらかしてしまったら?
実際にやらかした私の恥ずかしい体験談を挙げてきましたが、ムラがある愛車が1年に渡って強固にガラスコートされている状態となってしまいました。
業者に剥離再施工を依頼しようと思っていたのですがブログネタにと思い、1年間放置しどうなるのか観察していましたがとても厄介な状態になってきました。
ガラスコートの厚みムラは強固で剥がれない。
ガラスコート施工で厚みムラがあった場合、分厚い面は強固で非常にムラが目立ちます。
方向性の塗りムラも目立ちますが厚みムラは時間経過とともに剥がれムラにもなり厚みがある部分は強固に固着し、剥がれないためもう最悪です。
方向性のある塗りムラは艶消し塗装のような感じになる。
方向性の塗りムラというのは縦横斜めなど規則性がなく、様々な模様状態に表面層が硬化したときにはボディは艶消し塗装のような曇った表面に見え、近くで見るとモヤモヤした状態であり、硬化した跡はどうすることも出来ない。
塗り忘れや、極端に薄い塗りの境界はシミのようになる。
ガラスコートがあるところと無いところの差がある部分に汚れがたまるらしく、洗車しないと、くっきり汚れが目立つ。
ガラスコートが剥がれやすいか?というと、まったく関係なく境界面はなかなか剥がれない。
やらかしたガラスコーティングを剥離するには?
結局の所、失敗してしまったガラスコーティングは非常に強固で長期間に渡りボディ表面に残り続け、剥離を意図的に行うまで塗りムラはボディに残ったままになるようです。
時間経過とともに薄いガラスコートは部分的に剥離しているようですが、塗りムラがあると厚みムラなので必然と決まった周期で劣化するというスパイラルは失われ、どんどんムラが目立つようになってきます。
もうこうなると全くのお手上げ状態で、剥離する手段は次の2つしかありません。
ガラスコート専門業者に依頼する。
自動車用ガラスコートを家業にする専門業者であったとしても、自社でガラスコートを剥離を行うこともあり、古い施工皮膜を剥離することもあるので「やらかしました」と苦笑いしながらお願いするしかありません。
お金がかかっても綺麗に剥離してもらい、再コートしてもらったほうが幸せになると思います。
コンパウンド剤で慎重に時間をかけて磨く。
あまりおすすめできないのですが、コンパウンド剤を使ってボディ表面を磨き剤で磨きガラスコート皮膜を落とす方法です。
私はホルツ リキッドコンパウンド超極細 粒子サイズ0.2μ (#17000相当) 280ml MH159を使って手洗い洗車のあとに少しずつ磨いています。
何度も磨くことにはなりますが、アルミナ粒子が細かくクリア層のダメージを減らすことができるのでこちらをおすすめします。
他にも・・
ホルツ リキッドコンパウンド極細 粒子サイズ1μ (#8000相当) 280ml MH141
ホルツ リキッドコンパウンド細目 粒子サイズ7μ (#2300相当) 280ml MH140
粒子が違う2種類もありますが、実際に試すしか方法はありません。
そもそもガラスコートは強固なハードコートなのでアルミナ粒子で磨いても簡単に剥がれるものではないので時間をかけて焦らず磨き、すでに剥がれている部分は磨かないように繰り返して塗装のクリア層を削る量を最小限にする努力が必要です。
私は少しずつやってますが、ガラスコートは落ちてきています。
難点は時間がかかりすぎることでしょうか。。
この写真はアルミナ粒子で少しずつ磨いたいる途中のボディ表面です。
部分的に剥離されていますが、まだまだガラスコートの下のウォータースポットの模様除去まで至っていないのがわかります。
時間をかけて磨くしかありません。
最後に・・・。
自分の愛車をきれいに保ちたい。
たぶん皆さん、これに尽きると思います。
洗車回数を減らしたいのもあると思いますが、ガラスコートは綺麗に施工できても2回目になると、さらなる下地処理(剥離工程)が発生します。
塗りムラになった愛車は非常に悲しく、すぐに復帰することも困難なのでよく考えてからDIYガラスコートにチャレンジしてみてください。
たくさんのひとの参考になれば良いのですが・・・。
最後まで閲覧頂きありがとうございました。